設置状況はPS扉内後方排気

こちらはさいたま市桜区のマンションで製造は1996年で2000年代に入り電機メーカーは給湯器製造よりもれなく撤退し結局、給湯器メーカーに「後はよろしく」となった給湯器で何の意味かよく解らない独自の設計となっていまして現場泣かせの機種でこのタイプは後方排気と言う比較的少数の排気タイプでした。この手の機種で注意したいのが本体サイズの変更です。

今回は本体の奥行が200mmで交換対象機器の奥行が250mmでノーリツでも240mmと僅か10mmの差しかありません。こういった場合、マンションPSでは給水縦管に気を付けないと大迷惑な場所に給水エア抜きバルブが付いている事があります。

この給湯器は床暖房機能付きですので本体も重く交換に要する時間は半日程です。

PS枠は新しく交換です。

通常では後方排気での排気筒は同じ号数であれば部材交換は必要ないのですが松下製の排気筒は他の給湯器メーカーと違い独自規格で作られていたので交換が必要となりました。排気筒の径は同じなのですが位置と部材の取り付け方法が異なる為です。

設置状況はPS扉内上方排気

こちらはさいたま市浦和区の大規模マンションで製造は2000年9月松下製給湯暖房熱源機の上方排気タイプで排気筒が立ち上がり直後に側方に向きが変更されています。通常であれば排気筒部材をそのまま使用できたりするのですが、これは疑惑？の松下製ですので排気部材は交換しました。なにせこう言った排気延長の現場は部材がない！では施工がストップしてしまってはお客様に大迷惑をおかけするだけでなく信用問題ですので、例え再利用可能だとしても交換できる様に部材は用意しておかないといけません。

これがまだ給湯器メーカーのものであればそう言った懸念材料も少ないのですが電機メーカー製造で撤退しているとあれば猶更の事で備えておいて然るべしです。

弊所でも施工前に当然の様にメーカーから旧製品の仕様図から寸法を確認してから現場に臨みます。今回の既設品は排気筒の位置が他メーカーの様に本体中央ではなく向かって右に55ｍｍ程偏芯されておりました。

PS枠は新しく交換です。

リンナイ製への交換です。既設機種が高温、低温の2温度の低温側3系統ですので同様の機能を持つRUFH－V2403AU2-3（B）へと換装しました。浴室乾燥暖房が高温側、床暖房が低温側の2系統の温水路を使用しております。

交換作業時間は3時間を要しました。排気延長がありますと多少、作業時間もかかります。標準排気と前方延長タイプですと排気筒作業がありませんのでその分の時間短縮ができますね。

PS扉内設置前方排気タイプ

1997年製造ガスター24号セミーオートPS扉内設置前方排気タイプです。ガスターは現在は東京ガスOEM製品の販売のみです。

現場はさいたま市桜区の大規模マンションです。

年式によりPS枠が必要です。

2016年現在、ガスター製品はリンナイからのOEMですので同メーカー同士への交換となり配管の位置などがほぼ同一な為施工も容易です。

PS標準設置

1. さいたま市南区の中規模マンションでノーリツ2003年製造の給湯ふろ暖房機種です。この1台で追い炊きはもちろん床暖房、浴室乾燥機能も付いています。

サイズも変わらない後継機種ですのでPS枠不要

同メーカーの後継機種ですので交換は容易です。更に製造も2003年代以降ですので配管接続もCH、CCHジョイントで非常に容易です。

PS扉内後方排気

さいたま市南区の中規模マンションでガスター1994年製造のスリム型高温差し湯タイプです。こ機種は奇抜な機種で排気部品で排気方向を上方にも後方にも変更ができた機種です。現在では製造されておらず同タイプはノーリツのみの生産となっています。PSによってはサイズが合わない事もあり単機能のみの交換となる場合があります。

サイズ変更もありPS枠も交換です

今回はお客様のご希望で高温差し湯機能は不使用との事で単機能チョイスしました。当初20号への号数アップの予定でしたが給湯器本体のサイズガ変更された事で施工スペースに余裕が無く、断念しました。通常の前方排気であれば問題にすらならない事が排気方法の違いで施工に制限が出る事もあります。

PS標準設置

さいたま市南区の中規模マンション現場です。

スリムタイプ、アルコーブ設置型です。

この辺りの年式からの交換は機器本体の配管位置もほぼ変わらず比較的作業時間も短くなりますね。

変更はありません

やはり、作業性や費用面を考慮しますと同メーカーの後継機種が一番ですね。

然るにお客様のご要望がございましたらメーカー変更も承っております。

壁掛け設置

戸建て住宅の壁掛け設置は最も多い設置方式ですので配管スペースも殆ど制限がない為施工も容易で基本的にメーカーはどこでも問題ありません。

変更はありません

・・と言う事でメーカーも既設のパーパスからノーリツヘ変更しました。

PS標準設置

こちらの給湯暖房熱源機はなんと製造が1989年！

こちらのマンションではまだ数台現役で使用されているとの事です。

この機器は1温度タイプでファンコベクターが2台設置されています。

弊社の商圏では珍しいタイプですが何ら問題もありません。

変更はありません

既存が16号と少々使い勝手もよろしくなく既存のガス供給量も問題ないので号数も24号へと変更となりました。

既設機種では湯張り用配管がありましたが現行品では行き戻りの2本だけですので余った配管はメクラ栓にて廃止です。

戸建て壁掛け設置

見た目からして結構な年式と思しき給湯専用機ですが相応に？本体底部より水漏れがあり（既に腐食で穴が・・）交換となりました。

2Fキッチンの専用との事でしたが価格面と使い勝手を考慮して16号へと号数アップとなりました。本体寸法が変わった為取り付け位置が若干変わりましたが作業も45分程で終了でした。

PS扉内壁掛け設置

強制給排気FF方式です。このタイプは先ず間違いなく受注生産品ですので壊れる前の交換を強くお勧め致します。仮設も可能ではありますが本来の給排気方式での仮設機器設置は不可能です。

今回は排気筒のOリングが長年の使用に依る固着で排気側が抜けずで大変でした。結果として排気部材を一つ廃棄する事態となりましたが排気筒部材は通常交換する事が稀ですので在庫部材がなければ交換は不可能で途中で作業が止まる可能性がありますが弊社では必要部材を在庫していますのでこの様な事態にも迅速且つ確実に対応可能です。

作業時間は通常の倍近くを費やしましたが無事完了です。

PS扉内壁掛け設置

強制給排気FF方式です。今回は画像の通り、物件の設計段階で素人が設計したのかと思う程に酷い設置状況でした。一体を考えて設計したのか聞いてみたいところです。

お蔭で交換に要した時間は通常のPS設置タイプの倍の時間がかかりました。電気メーターも酷いものですがガスメーターも機器交換や点検修理の事など全く考慮しておらず現場泣かせと言うよりも無責任さに非常に憤りを感じますね。

電気メーターとガスメーターをズラさないと何も出来ない状況からの作業でしたが無事に後継機種への交換完了ですね。

再度言いますがこんなメーターの位置はあり得ませんね。