設置状況はPS扉内設置前方排気
ハーマン製高温差し湯給湯器です。現在は後継機はノーリツ製となっておりまして後継機への交換の際は数種類あるDXアダプターの交換が必要となることが注意点です。2015年3月迄の機種は交換せずとも済んだのですがそれ以降のモデルでは交換必須となりました。
型番の後ろに-DXとつくモデルが対象です。
PS枠はありません。
通常でしたら同メーカーの後継機に交換が定石なのですが御見積の結果、リンナイでの交換をご希望されましたのでリンナイ製の機種への交換となりました。こちらのPSスペースですとサイズが合うPS枠もなく、リンナイ、ノーリツ製品共にPS枠の取り付けは不可能の為、画像の様に本体下部に隙間が出来ますがここはメンテを考慮してそのままにしてあります。もっとも防火扉がありますので普段、目につく事はありませんが稀にこの様に適合する部材がない場合あります。排気筒を延長アダプターで延長して作業終了です。
松下製PS設置扉内設置前方排気
今回の既設品には浴室TVが設置されていましたがデジタル非対応の為、そのままで給湯器本体に接続されていました接続ユニットも使えない物となっていましたので廃止しました。
リンナイの後継機への交換です。
RUFHシリーズも2016年末にモデルチェンジのアナウンスがあり2017年よりそれまでのVシリーズからAシリーズとなりまして作業性が向上しました。本体上部フックの少変更により松下製TESからの交換が楽になりました。内部基盤もデジタル化が進み、暖房機能設定もボタン一つで行えます。
設置状況はPS扉内上方排気
こちらはさいたま市中央区の大規模マンションで製造は2000年9月松下製給湯暖房熱源機の上方排気タイプで排気筒が立ち上がり直後に側方に向きが変更されています。
排気筒は寸法、取り付け位置、方法に変更がないのでそのまま既設のスライド管を向かって左に約60mm程伸ばすだけで流用可能です。松下製は何故か排気位置が他メーカーと違い中心よりオフセットされているのです。
PS枠は既設品流用です。
リンナイ製への交換です。既設機種が高温、低温の2温度の低温側3系統ですので同様の機能を持つRUFH-A2400AU2-3へと換装しました。浴室乾燥暖房が高温側、床暖房が低温側の2系統の温水路を使用しております。
PS扉内BOXも本体取り付け方法がVシリーズからAシリーズへとマイナーチェンジしたお陰で既設品を流用し易くなりました。
尚、当該事案では排気筒は直角エルボとスライド菅の組み合わせでしたので既存品を再使用できましたので余計な部材費は不要でした。
設置状況はPS扉内前方排気
TOTOのふろ給湯器20号前方排気タイプですがサイズが通常の機種よりコンパクトなふろ給湯器です。稀にこう言った機種もあるので基本的に現場調査が必要になります。
PS枠は対応サイズの物に交換しました。
給湯器本体のサイズ変更に伴い既存のPS枠は使用出来ませんので対応品に変更します。
既設の機種からの変更で大概、全長が短縮されていますね。そうなると既存の各配管が届かなくなる事もあるのですがこの現場では新築時の設備屋さんが余裕を持たせていたのでほぼそのまま流用できました。
設備屋さん、良い仕事してます。
設置状況はPS標準設置
1温度タイプの給湯暖房熱源機ですが随分と前から浴室暖房乾燥機能は使用していなかったそうです。外してみて納得の暖房用不凍液が腐っていました・・・。とても臭いんです、これが。機構的には車やバイクのラジエーターの様なもので循環路を廻る様になっておりまして寒冷地でもなければ早々使用しないものなのですが、これは使用から一度も交換した記憶がないそうで所々変な塊が散見できました。不凍液は劣化するので定期メンテが必要なのですが関東ではほぼ不凍液は必要ないですね。余計なメンテ費用がかかります。
PS枠サイズ変更に伴い新規に使用です。
給湯器本体のサイズ変更に伴い既存のPS枠はが新規に必要となりましてこれで短くなった全長を補いしっかりとPSに取り付けます。
当店のお客様で浴室暖房機能だけの場合、廃止して通常のふろ給湯器に変更される方は多いですね。こちらの方が故障、交換時にメリットがありますのでこちらをお勧めしております。浴室暖房乾燥機能は電気式でも十分ですので。
設置状況はPS扉内設置
この機種は珍しく暖房の戻りが本体に直接接続されていますので後継機では別途ヘッダーを用意する必要があります。
大概はユニオンナットでヘッダー接続されているケースですのでCCHジョイントへの変換だけなんですが。
BOXは流用です。
ヘッダー以外はほぼそのまま流用できる物ばかりでしたので施工時間も90分もかからずでした。施工条件が良い現場だと暖房の有り無しの差が殆どありませんね。違いは給湯器本体の重量といったところでしょうか。
設置状況はPS標準設置
当初、当該物件においてはガスターOURB-1601シリーズが設置されていたのですが何故か画像の様な状態でノーリツ製に変更されていたので驚きました。
実際にいざ交換作業を始めますと申し訳ありませんがあれこれと素人仕事の跡が出てきましてそのリカバリーに一苦労でした。
PSアダプター追加です。
マンションPSにおいてはあまりメーカー変更をお勧めできない理由としましては後継機に変更の際にサイズが変更されていたり旧品に対応した部材がリリースされていないなどのの理由があります。
今回はPSアダプターがありましたが前設置業者が共用部分を不適切に加工してしまった為に本来ならば必要のなかったアダプターの一部加工など想定外の作業を強いられましたが無事に取り付けも完了です。他にもあり得ない事がありましたが省略します。無資格、経験の浅い業者には要注意ですね。